パーソナルビジネスモデル構築の第5ステップは「チャネル」の明確化です。

 

「チャネル」とは、顧客に「どう知らせるか?」「どう届けるか?」という問いに答えることです。

 

「どう届けるか?」は比較的簡単です。問題は「どう知らせるか?」です。

 

顧客ために「どう役に立つか」(与える価値)を明確にして、そして「どう役に立つか」(与える価値)を顧客に伝えなくてはならない。

 

顧客に伝えて理解してもらわないと、与える価値を「売り」、「報酬」を得ることはできない。何らかのアクションが起きないと、顧客に伝わったことにならない。

チャネル検討で熟考する点

ビジネスモデルYOU』では、マーケティングプロセス(売るというプロセス)を次のように分解できるので、チャネルの検討では熟考するように促しています。

  • 顧客はあなたが何か役にたってくれることを、どのように認知するのか?
  • 顧客はあなたのサービスを購入するかどうかを、どのように決定するのか?
  • 顧客はあなたのサービスを、どのように購入するのか?
  • 顧客が購入したものを、あなたはどのように届けるのか?
  • 顧客が満足するアフターサービスをあなたはどのように行うのか?

これらの質問に答えてみよう。

 

特に重要なのは、顧客は「どのように認知するのか?」です。チャネルの重要性とはこのことです。
顧客に伝わるように、どんなチャネルを認識していますか。

  • 口コミから?
  • ウェブサイトやブログから?
  • セールス電話?
  • Eメール?
  • オンラインコミュニティ?
  • 広告?
  • 会議、ミーティング?

ネットでの顧客の振る舞い方

インターネットが活用される現代では、顧客はどのような振舞い方をするのでしょうか。おおむね次のように推察されます。

 

<1>自らの興味や動機に基づいて、
<2>検索を行い、自分にとって最適な情報を探す。
   使用体験などのユーザーの声が気にかかる。
<3>他の類似品と比較する。
<4>予算などの都合に合わせて、購入の意思決定を行い、申し込む。
   支払い方法などを確認する。
<5>自分の体験を共有しようとする。

 

現実の営業のプロセスを確認し、ネットとの対応を見てみると、例えば、以下のとおりです。(概要)
ネット利用による購入は当たり前になっています。あなたの体験を通して咀嚼してみてください。

  1. 潜在顧客の顕在化
  2. 検索や広告よる誘引。
    サイトやブログには共感が得られる記事内容、わかり易い文章や内容、すぐに使えて役に立つ内容が必要だ。<興味や動機に対応。検索・探索>

  3. 接触(アプローチ
  4. メールマガジンの(無料)購読などの仕掛け。メールによるプレゼンなどで理解を深めてもらう。

  5. 提案(プロポーザル)
  6. サイドバーやランディングページによる具体的で魅力的なオファーなど。<購入の意思決定>

  7. 意思決定(デシジョン)
  8. いよいよクロージングに持っていくフェーズ。
    購入を促すために背中を押してあげることも。

  9. 契約(コントラクト)
  10. 申し込みフォームなど。
    使用上の注意事項など。支払い方法、お届方法などの確認。

  11. 購入後支援(アフターフォロー)
  12. メールや会員ページによるフォローなど。

チャネルの重要性をWebサイトから見ると下図のようになりませんか。
チャネルの重要性をWebサイトから見ると
ネットで認知してもらうには、検索によるアクセス数増をいかに成し遂げるか。せっかく訪れた訪問者(見込み客)にいかにして共感してもらうのか。この二点が大事です。

 

当たり前ですが、SEOに対応したウェブサイトやブログの構造と記事タイトルと記事内容(適切なキーワードの盛り込み)もがポイントです。

このエントリーをはてなブックマークに追加