モデルを現場でテストする
パーソナル・ビジネスモデル・キャンバスをひと通り作り上げたことでしょう。
では、これから市場でテストする段階に進みます。数回にわたって、このテーマの記事を書いてみます。
ここで大事な質問があります。
あなたのモデルは顧客の現実とマッチしていますか?
『ビジネスモデルYOU』のCHAPTER9の冒頭にあるこの質問に答えなければなりません。
答えを導くために、現実の場での検証です。「モデルを現場でテストする」ということです。
『ビジネスモデルYOU』でも勧めていますが、確かめるために一番いい方法は、「見込み客と話してみる」ことです。
机の上のキャンバス(モデル)はまだ、ほんとうに誰の役に立つものなのか、わかりません。確かな手応えを感じるためにも、顧客にあって感触を確かめる必要があります。
多くのモデルはこの段階をいい加減にして前に進むために、行き詰まってしまいます。
走りだしてからの行き詰まりは、そう簡単には修正できません。予測される障害などをでできる限りリストアップしておくことです。障害などをあらかじめ知っておくことがキャリアアップや起業をスムーズに進めることになるでしょう。
障害を想定できれば、対策の方向づけも考えることができます。障害や対策の影響はモデルにどのように影響するのかも想像することができます。
モデルの修正は、すぐに売り込みを始める前に、多くの顧客や関係者に会いながら行っていくことです。実際にビジネスは開始していなくても、この活動は走りながらビジネスを駆動していることと同じです。
こうした過程の中で、あなたから買ってくれる顧客も登場してきます。そうした顧客がいない場合は、新たなモデルに切り替えることもできます。しかも顧客を掴みながらモデルを構築できることが可能になってくるです。
顧客に会って、直接話を聞くことは極めて現実的で有意義なことです。
『ビジネスモデルYOU』からの引用:
紙に書かれただけのパーソナル・ビジネスモデルには、現実にうまくいかない仮説が、各ブロックにいくつも含まれています。自分にとってはいい提案でも、本当に誰かの役に立つ提案なのか、まだ検証されていないのです。
「顧客の現実」に「役に立つ提案」とは、顧客の抱えている問題をあなたの提案が解決できるかとういことです。
顧客の問題、ニーズをあなたは把握できていて、解決の提案がぴったり一致しているかということです。
モデルはまだ仮説の段階です。モデルの検証は見込み客に会うことから始まります。