苦労して作り上げたパーソナル・キャンバスは人生の航海図だ
混乱や迷いを覚悟しておこう
パーソナル・キャンバスを作り上げる過程では、うまく整理できないなど混乱に陥りやすい。9つの要素ごとに関連性を付けながら記述してたびに、これでいいのかという迷いも出てきます。
いまさらこんなモデル作りなどしても何の役に立つのかとか、さまざまな葛藤も生じてきます。
より一層の困難をを覚悟しなければならなりません。つまり、通り一遍のモデルは作れても、そう簡単には自信の持てるパーソナルビジネスモデルを作り上げることはできない。途中で投げ出したくなるような試行錯誤をはらんでいます。
また、パーソナルモデルを作りあげていく過程で、プライベートの優先事項や目標を考慮しなければならないこともあります。それをどのように組み合わせていけばいいのかという疑問もわいてきます。
キャンバスづくりは、よりよい現実を創りだすために、自分のビジネスモデル改革を行っている真っ只中です。改革に向けたプロセスの実行を試みても、依然として混乱に満ちた予測不可能な事がたくさんあります。
曖昧さと不確実性を乗り越えていくために
解決策はすぐには現われないでしょう。そのため、よりよい解決策が現れるまで、曖昧さと不確実性に対処する能力が必要になってきます。
すぐに一つの解決策に飛びつくのではなく、多くの可能性を探るために多大な時間とエネルギーを投入しなければなりません。でも、四六時中そうした時間やエネルギーをかけ続けるわけにはいきません。
「間」を置きながら継続的に取り組んでほしいと思います。「間」は数時間かもしれませんし、数日あるいは数週間かもしれません。
こうしてあなたのビジネスモデルづくりのいくつかの現実を体験していく過程では、現実の再認識という上で、キャンバスは有効で、強力な道具になります。
人生の目的地につくための目標も見えてくる
予測不可能で、不確実性に満ちたあなたの人生の現実という広大な荒海を、目的地に向かって航海していくためには、キャンバスは必要な情報の枠組みを提供してくれるはずです。それなりに時間をかけたモデルは、あなたらしいモデルになっていくはずです。
目的を持ったあなたには、キャンバスは目的にたどり着く大切な地図(目標)に匹敵する道具と言えます。