第3ステップは「顧客」の明確化だ。あなたの顧客は誰?誰に役に立ちたい?誰のためになりたい?
現状のあなたのパーソナルビジネスモデルを描く第3ステップは「顧客」の明確にすることです。
『ビジネスモデルYOU』では「顧客」について、次のようにガイドしています。あなたの顧客を考える場合の参考にしよう。
顧客とは、価値を受け取り、あなたにお金を支払ってくれる人のことだ。ある顧客は無料で受け取り、他の顧客が補ってくれる場合もある。
個人のビジネスモデルの場合は、顧客や顧客グループに職場の人を含めて考える。
顧客は、仕事であなたを頼りにしている人たちだ。
上司、監督者など、あなたの収入に直接的に影響を持つ人たちを、顧客に加えることだ。仕事の成果、日頃の報告は誰にしているか。
あなたは仕事でどんな役割を担っているだろうか。職場で誰の役に立っているだろうか。同僚と連携して仕事をしてるだろうか。
誰があなたの仕事を頼りにしたり、あなたの仕事から価値を得ているだろうか。
あなたが仕事でどう評価され、継続的に給料を得られるかどうかは、特定の同僚のためにどれだけ役に立ったのかで判断される。
さあ、あなたの顧客を、次の点に留意して書きだしてみましょう。
- 内部顧客:職場の上司、監督者、プロジェクトリーダー、チームメンバー。
- 外部顧客:あなたの会社のサービスや商品の購入者。
- あなたの組織にとってのキーパートナー。
- 組織と関係のあるコミュニティとして、近隣住民、同業者グループ、専門家グループ、社会貢献しているグループなど。
顧客によってあなたへの頼りの内容、レベルは異なることでしょう。また、あなたの影響は顧客の間では価値の連鎖があるかもしれません。たとえば、同僚へのあなたの価値の影響は、上司や外部顧客に及ぼすなど。
ここでは、あなたにはどんな顧客が存在しているかを確認、理解することが大事です。
そのうえで、誰の役に立ちたいのか?誰のためになりたいのか?を明らかにしていきます。
その誰?があなたのパーソナルビジネスモデルの本当の顧客です。
キーアクティビティは「顧客に与える価値」ではない
あなたのキーリソースとキーアクテビィは、その顧客ために効果を発揮していくこといなります。
今以上に顧客の役に立つためには、キーリソースを強化を考えなければなりません。
あなたならではのキーアクティビティは、あなたのキーリソースをもとにしています。
キーリソースとキーアクティビティは、あなたの顧客のために、価値を作り上げているはずです。
キーアクティビティは顧客に与える価値ではありません。
勘違いししないでください。
顧客を表す言葉の意味について
さて、英語で顧客を表す言葉の意味について調べてみました。(以下の囲み。すべての意味を網羅していません)
このサイトでは、顧客= client という意味合いで捉えています。
・「招待客」は guest、招待客は invitee
・「訪問客」は visitor
・短時間の訪問・面会は caller
・観光客は sightseer
・「観客」は audience
・見物人なら spectato
・「買い物客」は customer、あるいはは shopper
・「顧客」は client
・「乗客」は passenger
・「見込み客」は prospect
顧客を client として見る理由は、
長期間にわたって関係が維持される顧客を指すこと、
「客」というよりは「依頼人」と捉えた方が理解しやすい、
からです。
あなたの仕事上次のような日本語として理解しておくといいでしょう。
あなたの場合はどれでしょうか。
顧客 依頼者 依頼主 依頼人 相談者 クライアント 発注者 お客様