ビジネスモデルを考える上での問題意識とビジネスモデル思考の意義

キャリア再構築のための1ページメソッド

上の文章は、書籍『ビジネスモデルYOU』のサブタイトルです。
私はなぜ、このビジネス書籍を手にとったのか?

 

仕事と自分と人生の関係は切っても切り離せない。
この関係性を『ビジネスモデルYOU』は有機的に確立する方法を提供してくれるのではないか。こんな期待を湧きあがってきます。

 

ほぼすべての人が転職を考えたことがあり、
多くの人びとがキャリアについて悩み、迷っています。

 

キャリア再構築の最良のアプローチを提供してくれる方法論が『ビジネスモデルYOU』のパーソナルビジネスモデル・キャンバスを構築していくメソッドだと思っています。

 

自分をひとつの事業体と捉えて、キャンバスの9つの要素を検討することで、現在のキャリアを描き、分析し、状況を新たに作りなおすきっかけになる。
まさに自分のビジネスモデルをデザインすることになります。

 

自分のビジネスモデルが明確になると、向上と成長のルートが見えてきます。

 

このプロセスが「ビジネスモデル思考」であり、これを具現化したのが「ビジネスモデルキャンバス」といえます。

 

ビジネスモデル思考で重要なことが2点あります。

 

顧客は誰か?
顧客はどんなニーズを満して欲しいのか?

ニーズとは「与える価値」と読み替えてもいい。

ニーズとは、人間が生活を営む上で感じる「満たされない状態」のことで、人や集団が持つ欠乏感、欠乏を感じている状態のことだ。個人の場合、生理的ニーズ(空腹、渇き、被服)、社会的ニーズ(帰属、尊敬、愛情)、個人的ニーズ(自己実現、知識)などがある。ニーズは作り出されるものではなく、人間性の基礎をなす部分で、常に内在しているものである。

そして顧客は、組織やあなたが「与える価値」によって選択されます。
「与える価値」は「キーリソース」と「キーアクティビティ」と、今の組織や自分の在り方によって、規定されてきます。

 

他にビジネスモデル思考では、次の要素を明確にしていきます。

 

どのように「顧客との関係」を築いていくのか、
どのように「顧客に伝え、提供」するのか、
そのための鍵となる「協力者」は誰か、
「報酬」と「コスト」は?

 

『ビジネスモデルYOU』では、メソッドのインパクトを次のようにまとめています。
ビジネスモデル思考は、「自分だけではなく組織やそこで働く人々に対しても、有益な方法論である」と、

日々の実務を明確にし、文書化できる人はいても、
組織のビジネスモデル自体を明確にし、文書化できる人は少ない。
ビジネスモデル思考を自らのキャリアに応用できる人は、さらに少ない。

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