<事例>私の場合の「3つの質問」と「真新しい生活」

事例:私の3つの質問への回答

目的宣言文作成のための3つの質問への回答事例です。参考にしてください。
回答は私自身のものです。私自身のライフラインで高いポイントのイベントに絞り込んでいます。
ラフな内容になっていますが、予め自分のことをこうして書き留めておき、他者と共有し合うと互いに話も弾みます。

 

3つの質問などについては、記事「キャリアの目的を明確にするための3つの方法」で確認して下さい。

 

質問1 あなたが充実していると思えた時のことを思い出す。(ライフラインに戻る)その時、あなたは何をしていましたか?その活動することで、なぜそれほど満足したように感じたのでしょうか?その感情についてできるだけ詳しく書いてください。

 

■ エジプトでの仕事時代(1年間)
曲がりなりにも海外での仕事の夢が叶った。学生時代に砂漠の横断という試みに憧れていただけに感無量だった。また、考古学に興味があったこともロマンを掻き立てた。仕事の合間に古代エジプト文明の遺跡の探訪、ローマ帝国やアレキサンダー大王の興亡などの歴史に登場する地域を訪問する。夜空は地平線にまでも無数の星々に埋もれ、日中は砂漠の脅威を身近に感じる。朝日、夕日に映える光景に感動する。一般市民との語らいは世界に目を開かれる。中東という緊迫した地域ということもあり、人生を一変させられた。

 

■ コンピュータネットワーク会社勤務時代の3度の米国視察旅行
各回10日間。米国の流通事情の視察旅行だ。様々な流通現場の業態を見て回る。写真とコメントで報告書を作る。巨大ショッピングモールやアウトレットモールなど話題の流通現場より、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴなどの都市にあるチェーンではない特徴のある店舗、ウォーターフロント開発に親しみを感じる。生のジャズ演奏、ミュージカルを堪能する。

 

■ コンサルタント会社勤務時代
営業というどちらかというと不得手な職種を担当する。従来のセールスを主体にした営業スタイルから、顧客を教育・啓蒙しながら自社の方法論(形のない商品)を販売・契約するスタイルを身につけることができた。顧客ごとの実情を把握した上で、汎用的なセールスステップとは別に、個別のセールスステップを描き、顧客とともに顧客の問題解決を探る。そのための説得資料として提案書作成を徹底的に教えられた。顧客の話をよく聞く(聴く)こと、良き質問をすること、手際良くまとめることを仕込まれた。年長のコンサルタント経験の長い先輩は忍耐強く教えてくれた。こうした経験から、当時の思考方法はいまでも体に染み付いている。

 

■ 初期の独立起業時代から今日まで
ネット普及の前に、自力でホームページを作り、ネット通販にも取り組む。この経験を生かし、ネット活用のコンサルティングも行う。また、クライアントの新規事業企画書の作成に勤しむ。このころから自分の能力はビジネスプラン、許認可に必要な文書などを作成することかもしれないと思う。ただし、作成にはリサーチなど欠かせず、膨大な時間とエネルギーを必要した。成し遂げた後の充実感は最高だった。
某スーパーマーケットの24時間営業の業務支援として、合計30店舗ほどのスーパーバイザーを担当する。現場の実情を把握し、解決策を企画・計画、実施、成果をボトムアップで他店、本部に適用という地道な業務で、チーム力を高め、リードしていくことが性に合っていると知る。
知人の依頼で、パソコンに関する講座企画・講師を1年半ほど受けたとき、講師として仕事に充実感があった。物事を教える、伝えることの楽しみを知る。
組織に対するコンサルティングから個人のビジネスモデル再構築にテーマをシフトしている。そのための情報発信に使命感さえ感じている。

 

質問2 目標となる人を一人書いてください。あなたが尊敬している人は誰ですか?それはなぜでしょうか?その人を表現する言葉をいくつか書いてください。

 

■ 鎌倉時代の日蓮。
幼少からの自己の信念に殉じた人である。自らの確たる信念を確かめるために、当時の仏教関連の文書などをつぶさに目を通し、その実践者であった。権力者にも動じなかった。庶民とともに生きた。論理的な文章を書き、読む者の肺腑をえぐる文章の達人であるとともに対話・座談の名手だった。実践者、殉教者、庶民派。

 

質問3 あなたはは、どのような人として友達に覚えてもらいたいですか?あなたがこの世を去った後、友達からどのように言われたいか考えてください。

 

■ あなたを見ていて感動した、と言われる人でありたい。

 

事例:真新しい生活、二つの課題に対する回答

目的宣言文についてのエクササイズは、「キャリアの目的を明確にするための3つの方法」で確認して下さい。

 

さて、3つ目のエクササイズは「あなたの真新しい生活」です。
これには二つの課題と、エピローグを作成しなければなりません。

 

私自身についてやってみましょう。
『ビジネスモデルYOU』の以下のガイドに従ってやってみよう。

 

将来の自分について想像力を働かせてみるのは大変刺激的ですね。

 

貧困な想像力を鍛えることにもつながると思います。気軽に楽しみながらやりましょう。自分のことだから、後で書き加えたり、削除したり、、修正したりすればいいでしょう。

 

今までのエクササイズとの整合性も特に意識しないことがいいようです。制約条件などがあったら想像力が働くなります。

 

イメージが鮮明になればなるほどその未来を、手中におさめることも可能になると言われてます。そう思うとワクワク感も、実現するエネルギーも溢れてきます。

 

あなたの真新しい生活

あなたに近い人があなたに14億円を遺しました。
受け取るためには2つの条件(課題)を満たす必要があります。

 

■ 1年目の第1の課題

 

今年1年間は、新しいことを学習してください。
単に新しい分野を学ぶことに時間とエネルギーを使ってください。
あなたは何を学びたいですか?どんな成長を遂げたいでしょうか?

 

考古学とアラビア語を学ぶ。
中東地域の遺跡をひとつ選択し、実際に発掘作業を行う。
アラビア語をマスターして、中東の人々とコミュニケーションできるようになる。
民族、文化に違いあっても、共存共栄できることを示していきたい。
交渉、調整、主張などについて、迫力ある強靭な精神力を身につける。

 

■ 2年目の第2の課題

 

支援する社会的活動を見つけてください。
1年間で、慈善行為(あなたの近隣/都市/国/世界/環境などで)を支援するようなプロジェクトを調査したり、実際に参加したりして、本当に関心がある目的やプロジェクトを選びます。
2年目の終わりには、あなたの選んだプロジェクトに信託基金から受け取った7億円を寄贈しなければなりません。あなたはどんなプロジェクト選ぶでしょうか?

 

中東、アジア地域の難民救済・救援活動に的を絞る。
10カ国・地域の組織を訪問し、ヒアリングする。また、短期間(1ヶ月間程度)駐留して活動にも参加し、実態を探る。
支援する地域と組織は、エジプトと隣接する国境付近で活動しているものとする。

 

■ エピローグ。3年目に、あなたの新しいライフスタイルがスタート。

 

2年間のタスクを終えたあなたは、どんなライフスタイルを楽しむのでしょうか?
まだ7億円あります。
どこに住むでしょうか?誰と?どのような時間を過ごしますか?
どんな活動を追求するでしょうか?何を達成するために努力するでしょうか?

 

故郷に居を構え、家族共に住んでいる。
青年たちに自らの経験や体験を通して、故郷の繁栄のために、グローバルの視点で活躍できる人材を育成している。
育成に必要な機材とスペースのあるオフィスを用意し、気軽に集まれるような環境を作る。
人材育成をライフワークとする。
年に数回程度、支援した地域、組織を訪れ、1ヶ月間活動に参加する。

ライフスタイルとは?

ネット検索で調べてみると次のような意味が掲載されていました。

人々の生活様式,行動様式,思考様式といった生活諸側面の社会的・文化的・心理的な差異を全体的な形で表現したことば。

消費者が、所与の社会的、文化的、経済的条件のもとで示す生活の態様をいう。
生活の様式・営み方。また、人生観・価値観・習慣などを含めた個人の生き方。
生活の仕方。生活様式。

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