ビジネスの始まりは、身近な問題点や不満の解決と自分に関係のあるテーマを結びつけること
「個人でビジネスを興していく」ことがこのブログのもうひとつのテーマです。
組織力を発揮して新規事業を始める、あるいはトレンドを追いかけて事業を始めるという方向性とは違います。どちらと言うと「個人発」で事業をスタートしていくアプローチです。
そのためには、個人で取り組んでいくビジネスのネタを見つけなければなりません。想定される顧客のニーズをどのようにして見出していけばいいのでしょうか?
過去にこのブログでは、『一万円起業』(参考書籍)という書籍を取り上げて、個人発のビジネス構築の特徴について解説してみました。
スモールビジネス(マイクロビジネス)の共通の特徴
そこにある共通の特徴は、自分の周りにある身近な問題点や不満などに目を向けることでした。
その結果、ビジネスの具体的なイメージが湧き、自分にも関係のあるテーマを選択することが可能になってきます。
ビジネスチャンスが見えてくるようになります。
また、ビジネスを開始する上で、より細かい課題や問題を認識できて、何が一番大事な取り組みなのか明確になってくるはずです。
一番大事な取り組みが分かると、焦点が絞られ、収益を生み出すまでの時間の無駄を最小限にできます。
自分の日々の歩みが確かであるため、着実に前に進んでいるという自信が持てます。
ポイントは次の2点です。
- 自分の周りにある身近な問題点や不満を理解する
- 自分にも関係のあるテーマを選択する
この2点は、パーソナルビジネスモデルでは「キーリソース」と「キーアクティビィティ」、「顧客」と「与える価値」で明確になってきます。
決して、自分のやりたいことをやるためではありません。結果的にそうなることはありますが、最初に「ニーズ」から入ることが大事です。
解決できる顧客の問題点を見つけて、自分の能力・スキル(リソース)とかみ合わせていくことです。
顧客が苦労していること、欲しているのは何か?
そこに自分との接点があり、解決策を提示できれば、対価が発生し、立派なビジネスの成立です。
このようなアプローチで、スモールビジネスとしてスタートすることはできます。
スモールビジネスといえども十分に生計に寄与するものでなければなりません。
さらに、自分の人生のミッションに合致していなくては継続できなくなります。
自分のパーソナルビジネスモデルを明確にして、次に確かめておくのは、環境の理解と計画です。
- ニーズのある市場はどのくらいの規模なのか?顧客はどれくらいいるのか?
- 実際に顧客に会って、自分の商品・サービスの可能性を聞いてみる
- 競合相手はどのくらいいて、どんな商品・サービスを提供し、どんな仕組みでやっているのか?
- 自分で興そうとしているビジネスで継続的な生計が立てられるか?
- ビジネスの目標と達成計画を立案してみる
- 具体的な計画の前に、ビジネスモデルキャンバスをつくってみる