セレンディピティ、予期せぬ出会い

予期せぬ出会い

パーソナルビジネスモデル・キャンバスを描くことで、得られるものなんだろう。
結果論的には次のことが言える思います。

  • キャリアアップの方向付けが見えてくる。
  • 日常の仕事を構造的、論理的に理解できるような思考が身につく。
  • 自分の目的に向かって、長期的な計画を立案し、行動を起こせるようになる。
  • 仕事・事業のビジネスモデルでは、何がポイントか理解できるようになる。
  • ビジネスについて、自分について深く考えるためのフレームワークの使い方が修得できる。
  • 自分という「商品」「事業」の全体像が把握できる。
  • 自分のビジネスモデルの可能性を確信できる。
  • 自分自身を再発見できる。

いいことずくめですね。本当でしょうか。
本当です、と言いたいのですが、そうでもありません。
ただ漫然と「描く」ことと、そのための「エクササイズ」を行うことだけでは上記のような期待はできません。
上記のような効果効能は、他の方法論でも可能でしょう。

 

では、なぜ、パーソナルビジネスモデルのメソッド(方法論)で、ことさらこのような効果を強調するのでしょうか。

 

それは、効果を自分なりに実感できるということです。
私はこのような効果を取り組み始める前に、知っておくことが大事だと思っています。
「このような効果を、取り組むことで確実にものにするのだ」という意識を、まずはしっかり持つこと
です。

 

幸い、パーソナルビジネスモデル・キャンバスはビジネスモデルの全体像をくっきりと示してくれますので、上記のような効果効能について、他の方法論よりも「読み取る」能力は飛躍的に向上すると思われます。(一つ一つの方法論について、検証していませんが。)

 

また、汎用的な使い方ができるようになっていきます。

 

応用が効くというか、第三者とビジネスモデルや企画した内容について話すときの共通言語として、採用しやすい。さらに、ビジネスモデルの可能性について、様々な情報の拡散と収束が一枚の紙の上で実現できてしまう。(頭の体力も使うので、結構ハードワークですが。)

 

そして、私が最も重視していることは、描いていく過程で、思わぬ再発見や組み合わせに巡りあうことです。特に、数人で行うワークショップでは、お互いの啓発、啓蒙にもってこいのツールです。

 

紙に書いたビジネスモデルは、まだ実現前の時点ですが、他との差別化の競争優位性を確信できる喜びも味わうことができます。

 

このようにビジネスモデル構築を、一人で行うにしても、数人で行うにしても、さまざまな情報との予期せぬ出会い(セレンディピティ)があります。

 

自分自身について、ビジネスモデルについて、さまざまな可能性を感じることができるのではないでしょうか。
反対に、可能性が本当にあるのだろうか。自分には何も成し遂げられないのではないだろうか。
こんな風に思うこともあるでしょう。

 

でも、途中でやめないで、とにかく最後まで、キャンバスを描き、自分の行動に反映してみてください。そして必ず、冒頭のいくつかの効果を見出してください。

セレンディピティ(serendipity)とは、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。 何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見する「能力」を指す。 平たく言えば、ふとした偶然をきっかけにひらめきを得、幸運をつかみ取る能力のことである。

by Wikipedia

このエントリーをはてなブックマークに追加