「目標」の意味を確認しておきましょう。最終到達点ではない。

「目標」について、考えてみたい。
目標はなくてはならないものです。

 

目標とは何でしょうか?その意味を問われてすぐに答えられるだろうか。

 

私たちは何をするにも、意識しているかどうか別にして、どこに向かうのかを確認しています。そして、そのためにいくつかのやるべきことを決めて、その達成に向けて行動を開始します。また、一番大事なことを外さないように、見極めようとしています。

 

私見ですが、目標はゴールではなく、ゴールに至るために成し遂げなければならない一つの事柄ではないか思っています。

 

では、ゴールとは何でしょう?どういう意味でしょうか。

 

私たちは仕事をしていく上で、それぞれに何かの役割や機能を果たしています。仕事ではなくても、男性なら夫であること、父親であること、友人であること、息子であることなど、いくつかの役割を担って、活動しています。

 

私たちは、職場、プライベートのいろいろな場面で、複数の役割を果たすように生きています。役割を果たすために、長短期の目標を決めて、動いています。

 

ゴールとは、役割を見据えて「自分はこうありたいと決めたこと」ではないでしょうか。役割に対して自分が抱く「ミッション」と言えないでしょうか。

 

ミッションという言葉を、「使命」とは表現せずに、もっと軽く、「目的宣言」と捉えてはどうでしょうか。「私はこういう人で、こういうことができて、こういうことをやりたい」といった具合です。

 

関連記事として、目的宣言にある記事『事例:目的宣言文のための3つの枠組みとワークシート活用』を参考にしてください。

 

目標とは、ミッションを実現するうえで、必要最小限必要なやるべきことの塊(かたまり)です。ここで塊(かたまり)と表現したのは、いくつかのやるべきことを含んでいるからです。

 

目標を達成していくたびに、自分の立っている位置が変化します。

 

それをステージと表現しています。

 

ステージはミッションの実現のために、幾つもあります。ステージが変わるたびに、私たちに見える情景が変わってきます。最初に見えていた将来像も、これからしなければならない課題も、ステージが変わるたびに環境も変わり、想定しいたものとはずいぶんと違って見えてきます。

 

ミッションを実現しようとする情熱を持ち続ける限り、ステージの変化で訪れるさまざまな出来事は、人生の醍醐味です。
イメージすると、次のような図になるでしょうか。

目標いついて

目標の考え方について確認しておくべきことがあります。

  • 個々の目標(PJT)は、ミッションを達成するための一つのステップである。(目標には複数の作業もあり、期限もあるので、プロジェクト(PJT)の意味がある)
  • いくつかの目標は、それぞれに関連性がある。
  • 目標のなかで、これを外すとミッションの達成は難しいものは何か。それがどうしてもやり遂げなければならない「ひとつ」の大事なことだ。その「ひとつ」に集中することだ。
  • いくつかの目標のなかで、外注できるもの、自ら作業等しなくてもいいものは、外注(アウトソーシング)すべきだ。
  • 最短でミッションを達成できる方法を考えることだ。もしかしたら、あなたの決めたやるべき「ひとつ」のことさえ、他者に任せることができるかもしれない。もちろんそれにはコストがかかることが多い。そうすると、そのための資金調達が最優先すべきことになる。
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