パーソナルビジネスモデルをどうやって構築するのか?

2016/9/6

パーソナルビジネスモデルとは?「顧客」とは?

パーソナルビジネスモデルとは「個人が継続的に生計を立てていく仕組み」のことです。
「ビジネスモデル」という言葉が入っていることに留意してください。

 

通常この言葉は、企業(組織)の事業活動を対象として使われてきました。
この場合、企業活動は特定の顧客に、自らの活動を通して、
「価値」を与えることで対価を得ることです。
平たく言うと、顧客にその企業ならではの価値を提供して、儲け続けることです。

 

ですから、個人のビジネスモデルの場合、「顧客」の存在があります。
あなたがある組織の一員として働いているならば、職種にもよりますが、必ず顧客は存在します。

 

その顧客はあなたならではの活動から、価値を受け取っているはずです。

顧客の例

一例を挙げると次のとおりです。

  • 直接的な顧客(営業職の人は相当意識しています)
  • 直属の上司(あなたを評価する人です)
  • 同僚(共に、定めた目標に向かって進みます)
  • 部下(あなたが何らかの管理職についている場合)
  • 後方支援のメンバー(例えば、営業支援をしてくれている人)

パーソナルビジネスモデルで問われることは?

あなたの与える価値について

それぞれの顧客と思われる人は、あなたにどんな価値を期待したり、感じたりしているのでしょうか?
あなはどんな価値を与え続けているのでしょうか?

顧客との関係について

その顧客とあなたは、どんな関係でしょうか?
どのような関係を築こうとしているのでしょうか?

価値を届ける、告知する手段について

あなたの価値をどのような方法で、告知したり、届けたりしていますか?

あなたのリソースについて

あなた自身のリソースは何でしょうか?
(あなたはどんな人?どんな財産がある?
興味や関心、価値観、個性、スキルと能力などのことです)

あなたならではの主な活動について

リソースを使って、価値を生み出すあなたの主な活動は何でしょうか?
この活動は、与える価値を生み出すためにあります。

報酬など得られるものについて

与える価値を日々生み出し、あなたは組織から何を得ているのでしょうか?
何を得ようとしているのでしょうか?
どんな働き方をしようとしているのでしょうか?

鍵となるあなたの協力者について

あなたにアドバイスをしてくれたり、激励してくれたりして、助けてくれる人は誰でしょうか?

あなたは何を費やしているのでしょうか

あなたの活動は継続されます。
そのために、あなたは何を投入しているでしょうか?
何を投入しなければならないのでしょうか?
何を費やしているのでしょうか?
時には、ストレスとして我慢や忍耐と強いられるかもしれません。それは何でしょうか?
何のためにどれくらい努力を続けなければならんのでしょうか?

正解はないが、未来に変化を起こすきっかけを

パーソナルビジネスモデルという考え方は、このような疑問い答えを出していって、築いていきます。
正解を求めるわけではありません。正解はないといっていいでしょう。
なぜならば、時と共に環境は変化し、あなた自身も変化するからです。
全体として最適と思われ、整合性のとれた方向付けを見出していきます。

 

主体はあなた自身ですから、あなた自身が未来の方向に対して、ワクワクして自信に満ちた行動が起こせるように、ならないといけません。

一枚のキャンバスに描く。混乱を最小限にするシミュレーションを

先に挙げたような疑問について考えて、視覚的に一枚の紙に表現していきます。
このような作業を「モデリング」といいます。
また、「ビジネスモデル思考」ともいいます。

キャンバス活用の一枚メソッド

一枚の紙のことを「キャンバス」といいます。

 

キャンバスは、9つのブロックに分かれています。
いろいろ挙げて疑問はこの9つのブロックに相当します。
書き入れられたキャンバスは、あなた自身のパーソナルビジネスモデルです。

 

このモデルは、常に変化への対応にさらされています。
顧客を変えなければならないという、モデルチェンジも迫られます。
都度、自分を生かしていける方向性を模索(試行錯誤)していくことになります。

 

ただ、このキャンバスがあれば、おそらく混乱することは極力避けられると思います。
あなた自身のモデル全体を把握でき、どこを変化、修正すればいいのか、
シミュレーションできるからです。

 

いかがでしょうか?
あなた自身のパーソナルビジネスモデルについて、考えてみませんか?

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