<4>自分をワクワクさせるものを確認するためにライフラインを描く

ライフラインとは、自分の年表(自分史)のようなものです。
ライフラインの作り方は次のとおりです。

  • 一枚の紙を横にする。A4あるいはB4サイズの用紙など。
  • 用紙の中央に一本の線を引く。この横軸は、時間の経過を示す。左が過去で、右が現在。つまり、左から右に向かって時間が進んでいる。
  • 左端に縦軸の選を引く。これが喜び/ワクワクの度合いを示す。横軸の上が喜び/ワクワク度がプラス、下がマイナスだ。

STEP1
この紙に、自分の人生で喜びを感じた時、落ち込みを感じた時の節目を、出来事を書き出してみます。

 

例えば、私は23歳の時に1年間エジプトで仕事をする機会がありました。早いうちに海外経験したかったので、喜び/ワクワク度は最高でした。

 

私たちは自分の人生で数々の喜びやワクワク感を味わっています。それぞれの出来事ごとにその度合を上記の紙上にプロットしてみましょう。

 

プロットされた点のところに、出来事を短文で簡潔に記述しておきます。
上の例では、「エジプトで1年間仕事」という具合です。

 

出来事ごとにプロットされた点は、喜び/ワクワクの度合いによって、プラスにあったり、マイナスにあったりします。その度合いも、同じプラスでも中位の場合もある。マイナスもそうです。プロットされた点を最後に線で結んでみます。
ライフライン
(ライフラインの例、書籍『ビジネスモデルYOU』から引用)

 

こうしてできたライフラインの図を見ると、今までの自分の人生の乱高下がよく分かりますね。

 

どんなことで喜び、落ち込んだのか。
何が原因だったのか。
仕事の満足度の程度はどうか。
自分はどんな傾向性をもっているのか。

 

出来事で特に重要なのは、人生の節目で、はっきりと覚えていて、強い感情が湧き出ているものです。
キャリアの変更では、ポジティブのものから、ネガティブなものもあり、すべて書き出してみましょう。

 

最初に書きだしたライフライン図を見ているうちに色々と思い出してきます。全て書き出しておくといいでしょう。

 

このエクササイズは、後で明確にしていくキャリアの「スイートスポット」を理解する上で大切です。
ぜひ、自分の人生のライフラインを描くエクササイズに取り組んでください。

 

ちなみに、キャリアの「スイートスポット」とは、「関心」と「個性」と「スキルと能力」の3つの輪の交わる部分のことです。
仕事の満足度決めるのは、この3つの要素です。

 

次の記事では、ライフラインを描く STEP2 のエクササイズを紹介します。

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