最初のステップはキーリソース(あなた自身)を描写することから始まる
パーソナルビジネスモデルの構築は何から手を付ければいいのか
パーソナルビジネスモデルの対象は、あなた自身です。
そしてあなた自身が今取り組んでいるビジネス(あるいは仕事)です。
現時点のあなたが携わっている現在の仕事からあなた自身を見つめ直すことから始めてみましょう。
まずは現在に限定して取り組むことから始めてみましょう。
仕事からあなた自身を見つめ直したり、あなた自身から仕事の仕組みや関わり方、役割などを確認してみます。
あなた自身のパーソナルビジネスモデルの構築は何から手を付ければいいのか。
あなたの能力を発揮して生計を立てていくためのビジネスモデルはどうあるべきか。
こんなことを考察していきます。
その最初ステップは、あなたの「キーリソース」を明らかにすることです。
現状を把握して、前に進む
あなた自身が置かれている状況を適切に現状把握しておくことが大切です。
その上で、現状のビジネスモデルを評価、改善、向上させていくという過程になります。
そこにはあなた自身の持っているリソース(キーリソース)も表現されてきます。
ビジネスモデルの分析中に、評価、改善、向上のヒントがもたらされ、あなた自身の取り組むべき課題なども明らかになります。
これらの一連の作業をモデリングといいます。
モデリングでもたらされる成果物
ビジネスモデル分析の成果物は次のような図で表現されます。
一枚の紙に9つのブロック(要素)が配置されているものです。
これをキャンバスといいます。
パーソナルビジネスモデルのモデリングでは、「キーリソース」というブロックから手を付けていきます。
企業や組織を対象とする場合、あるいは起業(副業)する場合には、「顧客」は誰かという視点から始めます。
『ビジネスモデルYOU』55ページからの引用。
キャンバスを見ながらあなた自身と仕事へ内容や関わり方を説明できます。
わたしにはこのような「キーリソース」があり、日常このようなわたしならではの取り組みの「キーアクティビティ」があります。
そして「顧客」にはこんな人々(あるいは関連会社など)がいて、彼らに「与える価値」として、このようなものがあります。
価値はこのように知らせ、届けています(チャネル)。
「顧客との関係」は、このように関わり、接するようにしています。
わたしを支えたり、協力してくれたりする「キーパートナー」はこのような人々(あるいは関連会社など)です。
これらの活動を通してわたしはこのような「報酬」を得ています。
また、「コスト」としてこのようなものを費やしてきています。
これが現在のわたしのパーソナルビジネスモデルです。
今後、「キーリソース」と「キーアクティビティ」について、新たな「与える価値」を提供していくために、このようなことに挑戦していきたいと思っています。
すでにそのための計画は準備中です。
個人(自分)のキーリソースとは何か?
キーリソースとは自分自身のことです。
書籍『ビジネスモデルYOU』では、次のようにガイドしています。
あなたはどんな人か?どんな財産(リソース)がある?かを明らかにする。
- 関心。
「心からワクワクすること」が一番大切なリソース。それは仕事に対する満足度を決めるから。
- 能力とスキル。
能力とは、生まれ持っている才能。努力しなくても簡単にできてしまうこと。
スキルとは、学ぶことによって得た才能。訓練や学習によってもたらされる。 - 個性。
自分自身を現時点で形作っているもの。
知識、経験、個人的・専門的人脈、感情面、価値観、知性、センス、受けた教育、目的意識など。有形・無形のリソースや資産。
あなたにはどのような「キーリソース」があるでしょうか。
キーリソースは、その名のとおりあなたの大切な財産であり、資産です。
パーソナルビジネスモデルの源泉になっていきます。
キーリソースからあなたらしい活動が生まれ、あなたにフィットする顧客、あなたの届けることができる価値も決まっていくとても重要なもです。