自分を発見することは、理想の仕事を生み出すことにつながる。自分自身について深く考える意味とは?
リチャード・ボウルズは著作の『あなたのパラシュートは何色?』で興味深い発言をしています。この本は、キャリア指南書として、英語でかかれたものとしてはもっとも売れているそうです。次の言葉は『ビジネスモデルYOU』で紹介されているものです。
「求職者が理想の仕事を見つけられないのは、求人市場を知らないからではない、自分自身を知らないからだ」
「理想の仕事は見つかるというよりは、生み出されることの方が多い」
このふたつの言葉を受けて、『ビジネスモデルYOU』では、
「ありきたりの探し方では、手に入りません。
理想の仕事を生み出すには、しっかりと自己認識が必要です」
と結論しています。
また、自分自身について深く考えることについて、次のように指摘しています。
「自分のことだけを考えることではない。
世界があなたに最も望んでいることは何か、
という問いを通して、
世界について考えることと、必然的に関係してくる」
私たちが仕事をしていて感じる満足感とは、自分の能力を最大限に発揮している喜びとともに、顧客のためになっていると確信できる瞬間ではないでしょうか。仕事についての自身の満足は、そのまま顧客にも通じ、もっと顧客のために尽くしたくなっていくはずです。
自分の個性に合った仕事と環境に対する満足は、自分を知らなければ、何を獲得すればいいのかわからない。満足のレベルを知ることはできない。
自己認識、自らのことを深く考えることは、活き活きと仕事をするためにも、「世界」のためにも意味のあることですね。