自分の「関心」と「スキルと能力」と「個性」。キャリアのスイートスポットを理解する

「関心」と「スキルと能力」と「個性」の3つが交わり交差するところがキャリアのスイートスポットです。(下図。出典『ビジネスモデルYOU』)

 

図には3つの要素について簡潔な解説文を付けています。

キャリアのスイートスポット

自分の「関心」は、どんな方向に向かっているのでしょうか。
自分の「スキルと能力は」、そのためにどんなレベルなのでしょうか。
自分の「個性」は、どんな傾向性を示しているでしょうか。

 

「私はどんな人?」というテーマで、いくつかのエクササイズを通して、自分はどんなことに「関心」を持っているのか、自分にはどんな「スキルと能力」があるのか、自分の「個性」の傾向(タイプ)はどんなものなのか、を探索してきました。

 

キャリアのスイートスポット(3つの輪の交わるところ)を見つけるためのエクササイズには、次のとおりです。この時点でまだ取り組んでいないものもありますね。

 

「ライフホイール」に現在の満足度をプロットして関心事を把握する。
複数の「あなたの役割」から理想の仕事やキャリア、自分の使命に取り組む上でなくてはならないものを確認する。
「20歳前の自分(子供時代)」を思い起こして核となる関心事を見つけてみる。
「ライフライン」を描き、出来事リストをつくって自分の活動の特徴を知り、傾向性を理解することにつなげる。
パーソナル・ビジネスモデルキャンバスを思い起こしてください。

 

「私はどんな人?」とは、キャンバスの「キーリソース」のことですね。

 

その上には、「キーアクティビティ」があります。あなたならではの大事な仕事や取り組みのことです。

 

このふたつは、密接な関係です。

 

キーリソースとキーアクティビティの内容がバラバラに組み合わされたものでは、あなた自身ではなくなります。ものすごいストレスを感じることになるでしょう。

 

キーリソースとキーアクティビティは、一致しないまでも、調和していることが必要です。そのための仕事の環境が大事になってきますね。あなたが生き生きとしていられる「場」ですね。

 

「キャリアのスイートスポット」とは、そんな意味ではないでしょうか。それは与えられるものではなく、自ら作り上げていくのではないでしょうか。

 

ビジネスモデルYOU』115ページに次のような一文がありました。

 

「私は、問題を分析し、解決方法を生み出すことに楽しみを感じていることが分かっていました。

でも重要なのは、私には、他の人と助け合いながら働く能力、アイデアや解決策を生み出し、進展させ、実行する能力があることです。」
ダーシー・ローブルズ

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